治療院業界は年々院の数が増えているため、毎月の新規患者数が減少している治療院が多くなってきました。

そんな中でも、自費の治療院なのに毎月20名の新患を安定して集めている治療院もあります。

毎月20名の新患が安定して集めることが出来れば、経営がかなり安定する院は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、レッドオーシャンである治療院業界で自費料金で毎月20名を集客するために必要なことを詳しく解説していきます。

毎月20名を集客する治療院が一体何をやっているのか、宣伝集客でどんなこことに注力すべきなのかなど、実例を交えて説明しましょう。

毎月20名を集客するための5つのコツ

それではここから、自費の治療院が毎月20名の新患を安定して集客するための5つのコツについて説明をしていきます。

当社が実際にサポートして集客に成功した院を調べつくした結果見えてきた共通点でもあります。

①宣伝費は大きく使う

自費治療院で毎月20名の新患を集客したいなら、毎月の宣伝費はケチらずに、大きく使っていくことを意識してください。

もちろん宣伝費を使う先を厳選する必要がありますが、効果が出ることがわかった宣伝媒体には大きく予算を割くのです。

目安は月に10万円~20万円くらいです。

治療院は施術料金次第で、新患の獲得コストが大きく変わってきます。

なので5000円前後の施術を提供しているのであれば月に10万円、1万円の施術を提供しているのであれば20万円以上広告費をかけることを意識してください。

ここをケチって宣伝費を抑えると月20人の新患には届かないばかりか、費用を投資した宣伝媒体のポテンシャルを生かせずに、中途半端な集客結果に終わってしまいます。

②ホームぺージは常にアップデートする

自費治療院で毎月20名の新患を集客をする場合のメインの宣伝媒体はホームぺージになります。

毎月「安定して」新患集客をするのであれば、ホームページは常にアップデートをしていきましょう。

ホームぺージは年月が経つと、どうしても内容が古くなったり、他院のホームぺージとの比較で魅力が薄れてしまいます。

そのためには、患者さんの体験談を随時ホームぺージに追加するとか、ブログで情報発信をし続けるとか、場合によってはホームぺージのメイン画像を差し替えるとか、常にホームぺージをアップデートして、見込み患者さんに新しい情報を伝えることを疎かにしないようにしましょう。

この「新しい情報を常に発信していく」ということを継続的に行っている治療院ほど集客成功率は高くなる傾向にあります。

③インターネット上にクチコミを集め続ける

現在治療院がインターネット上にクチコミを集めることの出来るサイトは様々なものがあります。

代表的なものは次のサイトです。

Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)
エキテン
ヘルモア
鍼灸コンパス

見込み患者さんは、ホームぺージだけを来院の決め手にするのではなく、こうしたインターネット上のクチコミも参考にした上で来院を決めています。

なるべく多くのサイトに、なるべく多くのクチコミを集めることが出来ている治療院ほど、毎月の新患集客が安定しますし、20人・30人の集客も出来ています。

またこうしたネット上のクチコミというのは、見込み患者さんの治療院選びの参考としての役割だけではなく、別の役割を持ちます。

ネット上のクチコミの数や内容が、ホームぺージの検索力、つまりSEO対策に大きく影響するようになってきているのです。

クチコミを集めることが大変であることは重々承知しています。

しかし自費で毎月20名の新患を集客するということは、それだけハードルが高いということなのです。

患者さんからクチコミをもらえるように仕掛けを作ったり、積極的にコミュニケーションを図っていきましょう。

④宣伝媒体を常に見直して最適化する

治療院の新規集客に有効な宣伝媒体は数多くあります。それらの内容や運用法を常に見直して最適化し続けることは、新患の集客数を維持するためには非常に重要です。

例えばホームぺージとGoogle広告を集客の軸にして、月に20名集客できるようになったとしましょう。

しばらくはそのままで毎月20名前後の集客は出来ると思います。

しかしある時から、徐々に徐々に集客数が下がってくる時がきます。

それは競合院がホームぺージをリニューアルしたり、Google広告により大きな費用で参入してきたときです。

この状態から再び月に20名の新患を集客できるようにするためには、ホームぺージの内容の見直し・Google広告の設定の最適化を行う必要があります。

ホームぺージなら、競合院のHPと比較して何が不足しているのかを見極めて、そしてページに追加していきましょう。

Google広告であれば、出稿単価をアップしてみたり、出稿するエリアを変えてみたり、はたまた出稿するキャンペーン(症状)を変えてみたりなどのテストを繰り返して、再び集客数が上がる設定を探し出していきます。

環境や状況は必ず変化します。当然利用している宣伝媒体もそれに合わせていかないと、集客を維持することは難しいのが現実です。

大変かもしれませんが、宣伝媒体を常に見直して最適化することを継続できる体制を作りましょう。

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⑤患者さんの通える立地・地域戦略にこだわる

「治療院はどこでも集客できる」という考えが治療院マーケティング業界にはありますが、20名以上の新患集客を安定して継続している院のほとんどは、実は立地において患者さんに負担をかけていない所ばかりです。

「マンションの1室」という場所は路面店と比較して、集客には不利であることは間違いないです。

しかし同じマンションの一室でも、「繁華街の駅前のマンションの一室(A)」と「人口の多くない地域のマンションの一室(B)」では前者の方が集客では圧倒的に有利です。

Aであれば月に20名の新患集客も可能でしょうが、Bではそれは非常に難しいと言わざるをえません。

このように、「患者さんがある程度通える範囲の立地」であったり、「商圏の人口」などを考慮して治療院の場所を決めることから、実は月20名集客の道は始まっているといえます。

高単価の施術を導入しようとする治療院ほど、この立地・地域戦略を疎かにしている傾向が強いです。立地・地域戦略からすでに宣伝は始まっていることをぜひ知っておいてください。

集客成功実例

ここからは実際に月20名の集客に成功した治療院をご紹介いたします。

月30名の新患を維持し続けている整骨院

保険治療がメインだった整骨院が、自費に移行するタイミングでホームぺージを軸とした集客に移行して、現在では月に30名の新患を集客し続けています。

施術単価は5,000円強。初見料は1,000円で、初回施術を2980円というオファーで提供しています。

メインの宣伝媒体

ホームぺージ
Google広告
エキテン
Googleビジネスプロフィール

月の宣伝費10万円~13万円前後

この整骨院さんはホームぺージを作ってから、毎月患者さんの体験談をホームぺージに追加し続けています。

今や200弱の体験談がホームぺージ掲載されています。

また同時に様々な症状ぺージを適宜追加して、20以上の症状ぺージが出来上がっています。

ホームページに掲載する体験談集めだけでなく、エキテン・Googleビジネスプロフィールへのクチコミ収集にも積極的で、どちらも50件以上のクチコミが集まっています。

Google広告は、腰痛系の症状や自律神経系の症状を組みあわせて出稿して、新しい症状ぺージを追加したときには、Google広告にもキャンペーンを追加して、集客効果があるかをテストして、有効であることがわかって時には資金を投入しています。

月50名の新患を集客できている整骨院

保険治療と自費施術の両方を行っている整骨院。宣伝では自費施術をメインにしていますが、月に50名の新患を集客出来ています。

自費施術単価は3,000円。初見料などはなし。自費施術のオファーは1,980円に設定しています。

メインの宣伝媒体

ホームぺージ
Google広告
エキテン
Googleビジネスプロフィール
チラシ

月の宣伝費は10万円から15万円程度

毎月Google広告に10万円ほど使い、チラシを撒く時はプラスで5万円程度です。チラシは定期的に撒いています。

ホームぺージでは症状を絞らず、あらゆる症状ぺージを追加して、どんな症状でも集客できるようにしています。

施術単価が手ごろなため、ホームぺージの強化としては症状ぺージの追加・ブログ投稿ぐらいで、患者さんの体験談追加は行っていません。

その代わりにエキテンとGoogleビジネスプロフィールへのクチコミ収集にはかなり力を入れています。

集客失敗実例

これまで月20名の集客成功事例についてご紹介してきましたが、一方で集客力を維持する努力をしなかったために失敗してしまった治療院もありますので、参考としてご紹介いたします。

月30名の新患を集客できていたが集客力が落ちた整骨院

保険治療から自費施術に完全移行のためにホームぺージを作成した整骨院さん。

自費施術単価は5,000円。初見料は3,000円。自費施術のオファーは1,980円に設定して、最初は月に30名前後の新患を集客出来ていました。

メインの宣伝媒体

ホームぺージ
Google広告
Googleビジネスプロフィール

Google広告を月に10万円ほど使い、腰痛系の症状に特化して広告出稿。同時に少しずつGoogleビジネスプロフィールにクチコミを集めていきました。

月に30名の新患が続いていたため、患者さん受け入れのキャパシティがいっぱいになり、少しずつ施術単価を上げていきました。

最終的には施術単価8,000円で、初回オファーは3,980円。値上げしていく間でホームぺージの強化などは特に行いませんでした。

施術単価が上がればあがるほど新規集客コストも上がりますが、値上げによる集客コストアップへが出来ず、結果集客力が落ちて行ってしまいました。

最終的には10万円で月に10名の集客に落ち着くようになりました。

施術単価の値上げに関する影響に関しては、ぜひ下記記事をご覧ください。

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まとめ

自費治療院が毎月20名の新患を集めるための必要な5つのコツについて解説してきました。

コツだけでなく成功事例・失敗事例も紹介しましたので、月20名の新患を集めたい治療院は、ぜひこの記事を参考にして宣伝・集客法の改善をしていただければと思います。

月20名の新患獲得の軸は間違いなく「ホームぺージ」です。

どのようなホームぺージに仕上げるか、どんなコンテンツをホームぺージに追加すれば集客改善につながるかは、別の記事で詳しく解説していますので、そちらも月20名集客に役立つと思いますのでぜひご覧いただければと思います。

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投稿者プロフィール

治療院集客集団WAO
治療院集客集団WAO
治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。

有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。

当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。

2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。