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治療院のキャッチコピー事例紹介:集客力をアップさせるキャチコピーの決め方

「どんな症状にも対応出来るから、どんなキャッチコピーにすれば良いのかわからない」

整体院や鍼灸院のクライアントとお話していると、こんな言葉を良く聞きます。

これはあらゆる症状に対応できるため、「何が自院の強みなのか」が自分では良くわからないからです。

しかし治療院の宣伝において、キャッチコピーの質は集客効果に直結する重要な要素です。適当につけるわけにはいきません。

そこで今回は治療院の宣伝でどんなキャッチコピーが有効なのかを解説していきます。

またそれだけでなく、キャッチコピーの役割や事例もご紹介しますので、今利用している宣伝媒体の集客力でお悩みなら、必ず参考になるでしょうから、ぜひこの先をお読みください。

そもそもキャッチコピーとは

そもそもの話になってしまいますが、みなさんは「キャッチコピー」の意味をご存じでしょうか?

デジタル大辞泉では次のように定義されています。

人の注意をひく広告文、宣伝文。

これは和製英語なので、海外では通じません。

英語圏の国なら「キャッチフレーズ」の方が通用するでしょう。

キャッチコピーの役割

キャッチコピーの定義はわかりましたが、それだけだと理解としては不十分です。

「人の注意をひく広告文、宣伝文。」であるキャッチコピーの具体的な役割は何でしょうか?

それは「広告の続きを読んでもらえるようにすること」です。

例えばポストに入っているチラシはすぐに捨てられてしまいますが、目に入ったキャッチコピーの内容次第では、チラシを読んでもらえる可能性が高まります。

広告の全部を読んでもらえれば、問い合わせや予約につながる可能性がグンと高まります。

キャッチコピーは広告の残りを読んでもらえることを役割としています。

逆に言えば広告を読んでもらえないキャッチコピーであるなら、その役割を果たしてしないことになります。

治療院広告でキャッチコピーが使われる場所

治療院広告でキャッチコピーが使われるのは以下のような場所においてです。

・ホームページのメイン画像
・ホームページのmeta description部分
・チラシの一番上
・ポータルサイトなどのヘッドライン部分
・クーポン誌など紙広告のヘッドライン部分
・治療院の紹介カードや名刺

キャッチコピーを作る一般的なコツ

効果的なキャッチコピーを考える際に、「これは押さえておくべき」コツというものがあります。

治療院のキャッチコピーについて詳しく掘り下げる前に、まずは一般的なキャッチコピーのコツを知っておきましょう。

①ターゲットを絞る

キャッチコピーの役割は「広告の続きを読んでもらえるようにすること」ですから、そのキャッチコピーが目に入った時に「これは自分もことだと思ってもらう必要があります」

そのために重要なことは、キャッチコピーではターゲットを絞ったメッセージを入れることが重要になります。

「みんなのため」よりも「あなたのため」の方が心に響きます。

広告を読む人がその広告を自分ごとに考えてくれるために、ターゲットは絞りましょう。

②強みやメリットがわかる

お店・商売の強みやメリットがすぐにわかるようにしておきましょう。

強みやメリットは次の4つの観点から考えるのが効果的です。

①品質 → 技術が高い・安全性が高い・ブランド力があるなど

②価格 → 低価格である・コスパが高い

③利便性 → 利用しやすい(夜遅くまで営業)、駅から近い

④専門性 → 特定の分野で専門性がある

③ベネフィットを提示する

キャッチコピーがその役割を果たすためには「ベネフィット」を提示することも必要です。

ベネフィットというのは、「お客様が商品・サービスから得られるプラスの効果」を意味します。

ベネフィットとメリットを同じものと考えている人も多いでしょうから、ベネフィットとメリットの違いを「食器洗剤」を使って解説します。

メリット:洗浄力80%アップ!

ベネフィット:力を入れないですぐに汚れを落とせるので、食器洗浄の時間の短縮に!

ベネフィットが得られる根拠となるのがメリットなので、メリットとベネフィットは一緒に使うことが重要です。

ベネフィットをキャッチコピーに入れることで、「より良い生活をイメージしてもらいやすく」なり、広告の残りの部分を読んでみたくさせることにつながります。

④使う言葉はわかりやすく

キャッチコピーの中に読んで意味がわからない言葉が入っていると、その時点で広告を読むことを止めてしまいます。

ですからキャッチコピー使う言葉はわかりやすく、誰にでもわかる言葉だけにしましょう。

専門用語をキャッチコピーに入れてはいけません。

治療院広告の効果的なキャッチコピーを作る方法

ではこれから治療院という業界に特化したキャッチコピーを作る方法について解説をしていきます。

先にお話しした一般的なコツを理解しておくと、この先で解説することが理解しやすくなるでしょう。

①症状や悩みでターゲットを絞る

治療院の広告においてターゲットを絞るというのは、「症状」や「患者さんの悩み」で絞ることです。

症状 → 肩こり・腰痛・自律神経症状・頭痛など

お悩み → 産後のママさんの体の不調・不妊のお悩みなど

一般的な広告でターゲットを絞るというのは「性別・年齢・職業・収入」という属性で絞ることが多いのですが、治療院の場合は属性よりも症状・悩みの方が優先させることを覚えておきましょう。

ターゲットを絞ることの注意点

症状や悩みでターゲットを絞ったキャッチコピーを作ることが重要である一方、絞りすぎてしまうと「母数が少なすぎて集客につながらない」ということになりかねません。

腰痛で悩む人は多いですが、腰椎すべり症で悩む人は少ないです。

腰椎すべり症にターゲットを絞った時に、広告出稿の地域ではその悩みを持つ人の母数が少なすぎるため、来院数が増えない結果になりかねません。

「どの程度ターゲットを絞るのか」ということも考えた上でキャッチコピーを作るのが良いでしょう。

②数字でメリットを提示する

治療院が強みやメリットをキャッチコピーで提示する場合は、数字を使うことで効果をアップさせることが出来ます。

具体例を使って説明をしていきます。

●治療家歴30年/臨床数300000件/体験談掲載数地域ナンバー1

技術が高そうに感じられますし、地域の人から信頼されていることを伝えることが出来ます。(品質の観点)

●駅から徒歩1分!/2駅利用可能/夜22時まで営業

忙しい人でも通えることをアピールすることが出来ます。(利便性の観点)

●初回施術は980円/改善率96.5%

価格の面から利用しやすさを感じさせやすく出来ますし、また施術のコストパフォーマンスの高さを見せることも出来ます。(価格の観点)

専門性を見せるなら

メリットの専門性を見せる場合は数字を使うことが難しいケースが多いです。

なので専門性をキャッチコピーに入れる場合は、「簡潔な言葉」を心がけるだけでOKです。

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③施術を受けてどんな生活が待っているのかを示す

キャッチコピーではベネフィットを提示することが重要だとお話しました。

治療院広告におけるベネフィットは「施術を受けてどんな生活が待っているのか」を示すことにあります。

いくつか具体例を挙げましょう。

・当院の整体で、毎日笑って過ごせるようになりませんか?

・痛みがなく思いきり動かせる体を取り戻しませんか?

・不調を根本改善して、仕事や勉強に集中できるようになる!

治療院というのは、痛みやシビレ、その他不調などから患者さんを解放することを役目としています。

しかし「改善できる」ということは、法律上言うことが出来ません。

ですから法律に違反しない表現で、改善した先にどんな生活が待っているかというベネフィットを提示することが重要になります。

④専門用語は使わない

治療院は人の体を扱う仕事のため、一般の人が知らないような難しい言葉を知っています。

ついついそれを使ってしまうと思いますが、広告でそれをしてしまうと広告としての役目を果たすことが出来ません。どんな人でもわかりやすい言葉を使いましょう。

いくつか例を挙げます。

NG例1 ホリスティックな施術

治療院でホリスティックという言葉は、「患部だけではなく全身を見ます」という意味合いで使われることが多いです。

しかしホリスティックという言葉は一般的に浸透していないので、広告、特に最も重要なキャッチコピー部分で使うことは避けるべきでしょう。

NG例2 仙骨

仙骨が体のどこにあり、どのような役目をしているかは治療院にとっては当たり前かもしれません。

しかし仙骨は一般人にとっては馴染みのない言葉で、身体のどこにあるかわかりません。

なのでキャッチコピーで「仙骨が原因」などと言っても、問題をイメージしにくくなってしまいます。

仙骨という言葉を使うよりは、正確さはなくなっても「骨盤のゆがみ」などと言い換えた方が良いでしょう。

治療院キャッチコピーの良い例・悪い例

治療院広告のキャッチコピーを作る方法と、それぞれの方法における例を解説してきました。

ここからは実際に治療院広告で使われたキャッチコピーの良い例・悪い例をご紹介いたします。

悪い例

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まとめ

集客力をアップさせる治療院広告のキャチコピーの作り方とその事例について解説をしてきました。

ホームぺージにしろチラシにしろ、広告ではキャッチコピー次第で残りの部分を見てもらえるかが決まります。

全部読んでもらえば予約や来院につながる率がグッと高まります。

治療院は数が多いですから、キャッチコピーで院としての魅力を伝えないと広告が読まれず無駄になってしまいます。

ホームぺージのメイン画像のキャッチコピーを変えただけで、月の集客数が増えた事例も多数あります。

広告の改善を考えていたり、これから新しい広告を作る治療院は、ぜひ今回の「キャッチコピーの作り方」を参考にしてみてください。

投稿者プロフィール

治療院集客集団WAO
治療院集客集団WAO
治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。

有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。

当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。

2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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この記事を書いた人

治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。

有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。

当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。

2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。

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