症状で悩む人の性質というのは、その症状ごとに違います。
例えば腰痛で悩んでいる人とめまいで悩んでいる人の性質は違いますよね。
なのでその症状で悩む人の性質を見極めなければ、集客は上手くいきません。
腰椎分離症で集客するには、どのようなことを考慮したり、どのようなことを避けた方が良いのでしょうか?
今回は腰椎分離症の患者を集める方法と失敗しないための注意点ついて、お話します。
腰椎分離症患者さんの属性
まずは腰椎分離症の患者さんがどのような人なのかを知ることが重要です。
年齢構成
腰椎分離症で悩む人の多くは、学生です。つまり10代の子供たちです。
身体が出来上がっていない時期に過度な運動をする人が腰椎分離症になりやすいことが理由ですね。
もちろんこの年代以外でも腰椎分離症の人がいるにはいますが、圧倒的母数は学生でしょう。
生活での具体的な支障
腰椎分離症で悩む学生さんは、どのような生活の支障があるでしょうか?それを考えましょう・
・安静にしていないいけないので、部活に参加できない
・練習したいのに練習できない
・仲間に置いていかれてしまうのが怖い
・試合が近いのに症状が良くならないので焦る
・焦って練習してしまい、症状が悪化
・治ったと思ったらまた再発してしまう
基本的には腰椎分離症の学生さんは、「練習できなくて焦ってしまう」「焦って練習して悪化」「治ったと思ったら症状が再発」というこの3つを抱えていると言えるでしょう。
つまり治療院としてアピールするのは
・より速い回復が見込めるので、練習に追いつける
・再発しない身体になるので、安心して身体を動かせるようになる
こんなことを学生さんやその親御さんにアピールしていくのが必要となります。
一般的な治療法とその限界
腰椎分離症の治療は限られており、それぞれ限界があります。
●保存療法
安静にして骨がくっつくのを待つ
→なかなか回復せず焦ってしまう
●薬物療法
痛みを一時的に抑える
→効き目がきれるとぶり返す
●電気、ホットパック
痛みを少し緩和させるだけ
●リハビリ
痛みが軽減してから行うが、改善を焦り患者が過度にやりすぎて症状がぶり返すことも
このような治療なので、一般治療での根本改善までは時間がかかる・根本改善につながりにくいことを説明し、あなたの治療院で出来ることにつなげていきます。
明るい未来を提示する
腰椎分離症で悩む学生さんの望む未来を、宣伝媒体、特にホームページやチラシで提示しましょう。
・より速い回復を追求して、練習に戻れる
・再発しない身体になり、思い切り練習できる
・正しい身体の使い方を覚えて、ケガ前よりパフォーマンスを上げる
学生で部活やスポーツに打ち込む時間は限定されています。
その限定された時間を有効に活用できること、そして明るい未来が待っていることを伝えていきましょう。
どのような情報伝達が有効か
ではこの3つの情報を元にした宣伝を、どのように見込み患者さんに伝えるのが集客につながるのでしょうか?
おススメはホームページ+チラシです。
なぜホームページだけだと不十分かというと、基本的に学生さんはスポーツ障害で治療を受ける場所をほぼ決めていて、そこを変えるために調べたりはしないのです。
学校の近くか家の近くの整形外科や接骨院。もしくは部活顧問の知り合いの医療機関で保険治療を受ける。
保険以外の選択肢があることを知らないですし、整形・接骨院以外に腰椎分離症対策が出来る場所があることを知りません。
また長く通っているところから変えようという発想がありません。
だからネットで治療法を調べる人がそれほど多くないのが現状です。
そこでチラシというオフライン広告で、こちらからプッシュして伝えることが必要になります。
チラシで院の存在を知ってもらう。そして院のホームページで詳しい内容を伝える。来院につなげる。
チラシ+ホームページを組み合わせて情報伝達をすることが、腰椎分離症の患者さんを集客するために必要だということです。
WEB単独だと集客母数に限界があるのが腰椎分離症という症状です。
自費治療の場合の注意点
もしあなたの院が自費の施術を行うのであれば、腰椎分離症患者を集めるために注意点が必要です。
すでにお話したように、腰椎分離症の学生さんの多くは「保険」での治療が当たり前になっています。
ですから効果がよくわからない自費治療というイメージになり、自費治療のハードルが高すぎるのです。
なので「保険治療では出来ないことがある」ということをとにかくアピールすることを忘れないでください。
あなたのライバルは保険治療を行う整形外科や接骨院です。
保険治療に慣れた学生や親御さんの心を動かして、自費施術を選んでいただくための理由を強く強く伝えていってください。
腰椎分離症で集客するためのまとめ
●部活やスポーツを頑張る学生に対して
●早い回復や再発しない身体になれることを提示
●保険治療では出来ないアプローチがること
●WEBとチラシで情報発信する
スポーツ障害を得意とする治療院さんも多いことでしょう。
保険治療を行なっている院が圧倒的に優位です。
自費施術の場合は保険治療よりも、魅力・メリットを詳しく情報発信しなければ集客には至りません。
ただ一方で、一度来てもらえると、かなり継続してくれる傾向にあります。
腰椎分離症で集客するなら、今回のことを踏まえた宣伝広告を徹底していきましょう。
投稿者プロフィール
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治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。
有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。
当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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