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治療院の集客法のメリット・デメリットを解説

治療院業界は整骨院・整体院・鍼灸院など様々な業種がひしめきあい、マーケティング・集客でしのぎを削り合っています。

治療院が生き残っていくためには、一つの集客法にだけ頼っているとリスクが高いことは間違いありません。

頼っていたその1つの集客法に効果がなくなった時のことを想像してみてください。リスクであることがわかると思います。

治療院は複数の集客法を利用していた方がリスクヘッジになりますし、経営を安定化させることが出来ます。

どのような集客法を利用するべきか、組み合わせるべきかは、それぞれの集客法について知っておかなければいけません。

今回は治療院が利用できる各集客法を、「オンライン集客」「オフライン集客」という切り口からメリット・デメリットについて解説をしていきます。

この記事でわかること

オンライン集客のメリット・デメリットがわかる

オフライン集客のメリット・デメリットがわかる

どのような集客法を組みあわせるのが治療院には適しているのかがわかる

オンライン集客3つのメリット

まずはオンライン集客のメリットについて詳しくみていきます。

オンライン集客というのは、ネットを使った集客のことを指します。具体的には次の4つです。

・ホームページ集客
・ホットペッパーやエキテンなどポータルサイト利用
・PPC広告
・Googleマイビジネス

SNSもオンライン集客に入りますが、集客法としてはあまり有効ではないのでここでは省きます。

メリット① 掲載できるコンテンツが豊富である

オフライン集客、たとえばチラシなどは紙面に限界があるので、どんな内容を掲載するかを選別しなければいけません。

しかしオンライン集客は、掲載できるコンテンツ量が段違いに違います。

ホームページならどんなに多いコンテンツ量でも掲載することが出来ます。

ホットペッパーやエキテンなども、オフライン集客よりは多いコンテンツを載せることが出来ますし、ブログやクチコミなどのようにコンテンツを追加していくことが出来ます。

治療院は競合が多い業界ですから、他院やライバル院との違いを明確にして選んでもらわなければいけません。

そのためには言葉や写真を尽くして説明をすることが必要です。オンライン集客にはそれを実現することが出来ます。

メリット② 広告規制が少ない

治療院業界には広告規制があり、それは主にオフライン集客に適用されています。

一方でオンライン集客にはその規制が適用されません。様々なコンテンツを掲載することが出来ます。

オンライン集客に許されているコンテンツ
・患者さんの体験談
・症状名の掲載
・治療院の特徴や強み
・自費施術の紹介
・施術シーンの写真
・施術内容の紹介 etc

こうしたコンテンツがないと、他院との差別化は難しく見込み患者からは選ばれなくなってしまうでしょう。

オフライン集客では出来ないアピールをすることが出来るのです。

メリット③ ターゲットを絞った宣伝で集客効率が上がる

宣伝というのは、治療院として狙うターゲットに「その人のための情報」を伝えることで効率的に集客することが可能になります。

例えば頭痛で悩んでいる人に、坐骨神経痛に関する情報を伝えても集客にはつながりません。

しかし坐骨神経痛で悩んでいる人に坐骨神経痛に関する情報を伝えることが出来るなら、集客につながります。

オンライン集客は、この事例のように「狙ったターゲットに適切な情報を提供すること」が出来ます。つまりターゲットを絞って集客効率を上げることが出来るのです。

特にグーグル広告に代表されるようなPPC広告を利用することで、症状ごとにターゲットを絞って見込み患者にアピールすることが可能になります。

これは新規集客の効率が上がるだけでなく、リピート率アップにもつながります。見込み患者に適切な情報を提供できると、治療院に複数回通ってもらいやすくなるのです。

オンライン集客3つのデメリット

オンライン集客のメリットを見てみると良いことばかりに思えますが、デメリットも存在します。

オンライン集客の3つのデメリットを紹介します。

デメリット① 見てもらうには技術・スキルが必要になる

オンライン集客法は、ただ作れば・利用すれば見込み患者に見てもらえるようなものではなく、努力を元にした技術・スキルが必要になります。

例えばホームぺージは検索順位が高くないと見てもらえません。そのためにSEO対策というものが必要になり、地道な対策は重要になります。

Googleマイビジネスを多くの人に見てもらうためには、MEO対策というものが必要になります。

ホットペッパーやエキテンだって、他院よりもクチコミを多く集めないと見てもらえません。

多様なコンテンツを掲載できる一方で、見てもらえるようにするには専門知識・技術・努力が必須です。

デメリット② 先行者利益が強い

オンライン集客は、早い時期から開始した治療院の方が圧倒的に強く、あとから参入してもなかなか追いつくことが出来ません。

クチコミサイトのエキテンはクチコミを数多く集めた院が有利で、何年も前から利用してクチコミを集めている院には、相当な努力をしないと追いつけません。

Googleマイビジネスも同じで、集めたクチコミ数が大きく影響します。

残念ながらホームページも同様のことが言えます。早くにホームページを持ちコツコツと体験談の掲載数を増やしてきた治療院は集客が安定し、後追いの治療院が真向勝負するなら同じくらいの数の体験を集めることが必須でしょう。

デメリット③ アップデートが速く、追いつくのが大変

オンライン集客というは変化が速く、その変化を学び追いつかないと一時は集客出来てもすぐに落ち込んでいきます。

常にアップデートが必要なジャンルの集客なのです。

例えばホームページの検索順位を上げるSEO対策も、定期的に大型のアップデートが行われており、それまでは検索順位の上位に自院のホームページが表示されていたのが急に圏外に飛ばされてしまうことがあります。

それまでホームページの検索順位が高かったことのおかげで集客出来ていたのは、ある日を境に0人になってしまった事例もあるほどです。

またPPC広告も機能が追加されたり機能が変化したり、管理するための画面の構成が大きく変更されたりするため、その度に最適な使い方を身に付けていかなければいけません。

こうした常に変化するオンライン集客のアップデートに追いついていかないと集客が上手くいかないのは、結構なデメリットだと言えます。

オフライン集客3つのメリット

オフライン集客というのは、ネットを使わないアナログな集客のことだと思ってください。

具体的には次の4つです。

・チラシ
・地域誌やクーポン誌
・イベント集客
・クチコミ

メリット① ネット情報収集が苦手な人にもアプローチが出来る

オンライン集客は、「ネットを使って積極的に調べている人」に情報を届ける方法でした。逆に言えばこの方法では、ネットが苦手な人には届きません。

オフライン集客ではネットでは届かない層にも、治療院の存在をアピールすることが出来ます。

高齢の方にはネットではなくチラシの方が有効でしょう。「膝痛」などをアピールする際も高齢の方がターゲットになるので、チラシや地域誌を上手く活用する方が集客につながります。

地域で健康セミナーイベントを開くことでアピールできる層もあります。リハビリ関連のイベントは特に有効です。

オフライン集客だからこそ情報が届く人もいることを知っておきましょう。

メリット② 治療院の認知度を上げることが出来る

オンライン集客では情報が届かないような人にも、オフライン集客なら情報を届けることが出来るので地域での院の認知度を上げることが出来ます。

ホームページなどインターネットは、あくまで能動的に情報を探そうとする人には役に立ちます。

しかしインターネットを使いこなすのが苦手な人はいますし、能動的に情報を探そうとしない人もいますし、高齢の方にはネットを使わない人もいます。

一方でチラシなどはお客様にとっては家のポストに自動的に入っているものです。情報が自動的に自分の元に届くのです。

なのでオフライン集客を継続して行うことで、少しずつ地域で治療院の認知度が上がっていきます。オンライン集客では絶対に出来ないことです。

認知度が上がると、いざ痛みなどの症状で困ったときに「あ、あそこがあった」と選択肢に入れてくれるようになります。

また面白いことに、認知度が上がるとオンライン集客の成功率も高まるので、二重の意味で有効です。

メリット③ 地域性を調べることが出来る

治療院集客は基本的に地域ビジネスですから、地域性を正確に把握しておくことが重要です。そしてオフライン集客を行うと細かな地域性がわかってきます。

例えばA市の複数の地域に同様のチラシを撒いたとき、地区ごとに反応率が違ってきます。b地区は反応がよく、c地区はあまり反応がなかったなど。

チラシの内容を少し変えてみて(例えば初回料金のクーポンを安くしてみる)同じ地域に撒いてみると、今度はb地区の反応は鈍く、c地区の反応が良くなった。

ここからわかることは、c地区の方が初回料金に敏感である可能性が高いということです。

また紹介やクチコミで来院する患者さんの住所を地図上にデータ入力していくことで、どの地域で紹介やクチコミが起こりやすいかもわかってきます。

オフライン集客を継続することで細かな地域性がわかってきます。それをオフライン・オンラインを問わず集客法に生かしていくことが出来るのです。

オフライン集客3つのデメリット

オンライン集客と同様に、オフライン集客にもデメリットはあります。3つのデメリットをご紹介していきます。

デメリット① 法律の規制が非常に強い

チラシや地域誌、はたまた看板などの集客では、治療院が掲載しても良い情報が規制されています。

整骨院なら柔道整復師法第24条、鍼灸院ならあん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律、整体院なら医師法や医薬品医療機器法など複数が適用されます。

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広告規制に反した集客を行うと、保健所から指導が入ることがありますし、罰金の支払いを命じられることがあります。

実際にはこれら法律に違反したオフライン集客を行っている治療院がほとんどなのですが、基本的には治療院がオフライン集客を行うなら掲載する内容を吟味する必要があります。

デメリット② 反応率の低さ

集客や宣伝がオフラインしかなかった時代は反応率が高かったのですが、オンライン集客が浸透した現在ではオフライン集客単独の反応率は低くなっています。

例えばチラシを撒いた時の新規反応率の平均は0.1%、良くて0.3%程度です。1000枚まいて1人から3人くるぐらいを想定しましょう。

治療院ビジネスは、患者さんに複数回通っていただくことを想定しています。

なので反応率が0.1%だったとしても、通院してくれることを前提とした集客プランニングや仕組みを構築しておくことが必要だと言えるでしょう。

デメリット③ ターゲットを絞りきれないので効率は悪い

オンライン集客では、「坐骨神経痛で悩んでいる人に坐骨神経痛の情報を届ける」というように、ターゲットを絞りつつそのターゲットにあった情報を提供することが出来ます。

しかしオフライン集客では、オンライン集客のようにターゲットを細かく絞ることが出来ません。

チラシにしろ地域誌にしろ、掲載できる情報には限界がありますし、不特定多数の人達に配布されることになります。

腰痛のチラシを作っても、腰痛の悩みがない人にもチラシに届きます。

オフライン集客ではターゲットを絞って情報を提供できないので、オンライン集客と比較するとどうしても集客効率が悪くなります。

理想的な集客法とは何か

オンライン集客とオフライン集客、果たして治療院にとって理想的な集客法はどちらなのでしょうか?

当社は様々な治療院の集客サポートを行ってきた経験から、「オンライン集客とオフライン集客を組みあわせるのが最も効果が高くなる」と考えています。

オンライン集客で情報が届く層と、オフライン集客で情報が届く層は違います。2つを組みあわせることで万遍なく宣伝をすることが出来ます。

またオフライン集客を継続して行い地域での認知度を上げると、オンライン集客の効率がどんどんと上がっていきます。

オンライン集客のうちホームページを持つことは治療院の集客にとって、いわば「土台」と言えるでしょう。家でいうと基礎工事の部分です。

これを元にして、オフライン集客を適宜行っていくのは理想的な集客だと言えるので、当社はクライアントには「可能であれば両方上手く連携させましょう。」とお伝えしています。

まとめ

オンライン集客とオフライン集客のメリット・デメリットについて解説してきました。

治療院の経営で、それぞれの集客法をどのように利用するのが良いかイメージを持てましたか?

それぞれメリット・デメリットがあるということは、一長一短あるということ。それを理解した上で、自分の院に不足するものを補うことが出来る方法を利用していくのが良いでしょう。

また当然ではありますが、集客には予算が必要になります。集客予算も踏まえて、あなたの院に最適な集客のポートフォリオを探していきましょう。

※治療院の集客・宣伝法の改善ポイントについてまとめた記事もあります。集客に困った際に振り替えるポイントとしてご利用ください。

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投稿者プロフィール

治療院集客集団WAO
治療院集客集団WAO
治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。

有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。

当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。

2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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この記事を書いた人

治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。

有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。

当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。

2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。

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