「ペライチを使って集客出来ますか」
この質問は当社の治療院クライアントからよくいただくものです。
この答えとして「正しく使えば集客出来ます」と伝えます。
そしてこの正しい集客の仕方はたった1つだけです。他のやり方では集客出来ません。
今回は「治療院がペライチを使って集客するたった一つの方法」を解説していきます。
今回の記事でわかること
ペライチというサービスがどんなものかわかります
どのようにペライチを使えば集客できるのかがわかります
治療院がペライチを使うメリット・デメリットがわかります
ペライチとは
「ペライチ」は株式会社ペライチが提供している、オンライン決済・予約対応のホームページが簡単に作れるサービスです。
テンプレートからデザインを選んで、テキストや画像を編集することで自分でホームページを作ることが出来ます。
料金・機能
ペライチはプランによって作れるページ数や使える機能が異なります。
料金は無料から月額(税込)3,278円まであり、月額費用が高くなるほど作成できるページ数も機能も増えていきます。
スタートプラン | ライトプラン | レギュラープラン | ビジネスプラン | |
ページ数 | 1 | 3 | 5 | 10 |
料金 | 0円 | 月額1,078円(税込) | 月額2,178円(税込) | 月額3,278円(税込) |
常時SSL対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマホ最適化 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
広告非表示 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
治療院がペライチを利用して集客するのであれば、無料プラン一択だと言えるでしょう。
無料プラン一択の理由
治療院がペライチ集客する際に無料プラン一択である理由は、基本的にはペライチのページ数は治療院の集客には不十分であるということです。
最も高価なプランでも10ページまでしか作れないのですが、このページ数だと最低限の集客は可能かもしれませんが、ホームページを使ってドンドン集客していきたい場合は対応できないのです。
ホームページというのは、日々の運用で成長させることが集客に必要です。症状ページを追加する、ブログ記事を追加するなどがそれに当たります。
しかしペライチではそれが出来ません。
症状ページをドンドン追加したくても追加できないので、集客の裾野を広げることが出来ません。10ページ分作ったらそこでおしまいなのです。
またそれゆえSEO対策もできません。
だからペライチで一番高いプランを選択したとしても不十分だと言えるのです。
ではなぜ1ページ分しか使えない無料プラン一択なのでしょうか?
それはこれからご説明するペライチを使った集客法を知っていただけるとおわかりいただけると思います。
治療院がペライチを使って集客する方法
治療院がペライチを使って集客につなげる方法は1つしかありません。
それは「ランディングページ+PPC広告」という利用法です。
1つの症状に特化したページを作る
ランディングページというのは「広告の飛び先ページ(リンク先ページ)」を指します。
例えばインターネット上のバナー広告をクリックすると、バナー広告に書かれていた商品の紹介ページに飛びますよね?そのページのことをマーケティングではランディングページと言います。
治療院がペライチを利用するなら、無料プランで作れる1ページを1つの症状に特化した内容に作り上げるのが良いでしょう。
例えば腰痛特化ページを次のような構成で作成します。
ページ構成
・腰痛のお悩み
・自院でその悩みを解決できることの提示
・院長紹介
・腰痛改善事例
・腰痛の原因
・病院などの医療機関で改善しない理由
・よくある腰痛治療の間違い
・自院で腰痛が根本改善できる理由
・自院の特徴(自院が患者に選ばれている理由)
・施術の流れ
・初回オファー
・院から腰痛で悩む方へメッセージ
・問い合わせ
1ページ内で完結するページに仕上げます。
2021年現時点ではこのような構成でホームページに症状ページを追加すると、ホームページのSEO対策としては逆効果になりかねません。
それはグーグルの健康アップデートというものが影響しています。
健康アップデートに関しては下記記事をご参考ください。
しかしこの構成のページの方が、成約率つまり集客数を増やすことが出来ます。
SEO対策が出来ないペライチだからこそ、検索順位を気にすることなく集客結果につながるページに仕上げることが出来るのです。
PPC広告でアクセスを集める
集客効果の高いページのランディングページに仕上がっても、そのページが見られないと実際の集客にはつながりません。
しかし1ページだけだと検索順位の上位に表示される可能性は0%です。
そのためにPPC広告を利用して、作成した症状特化のランディングページにアクセスを集めるのです。
腰痛特化型のランディングページなら、腰痛関連のキーワードで広告を打ってアクセスを集めるのが良いでしょう。
ランディングページにアクセスを集める方法はPPC広告が最も適しています。
SEO対策で検索順位に表示させることはできませんし、SNSでは集客につながるほどのアクセスをランディングページに集めることは至難の技です。
PPC広告のための費用は準備しておく必要があります。
治療院がペライチを使うメリット・デメリット
治療院がペライチを利用を使って集客をすることにはメリット・デメリットの両方があります。
メリット
メリットとしては、ホームページではSEO対策を気にして出来ないようなページ作りが可能なことです。
残念ながらグーグルの健康アップデートの影響で、他院よりも魅力のある集客力の強いホームページを作ることがSEO対策と反するようになってきました。
そのためホームページでは集客重視のコンテンツには仕上げにくいのが現状です。
しかしペライチでランディングページを作る際は、これを気にすることなくコンテンツを作れることが出来るのです。
デメリット
デメリットとしは、ペライチで集客するのであればPPC広告を利用することが前提となることです。
PPC広告には当然費用がかかります。費用はすくなくとも月額5万円くらいは準備しておくのが良いでしょう。
「ペライチで1ページ分作るのは無料だから良い!」と思っていたら、結局はPPC広告でそれなりの費用をかけることが集客に必須です。ペライチ=割り安な集客法ではないのです。
複数の症状ページを作成したいなら
複数の症状ページをペライチで作成したいなら、1つ1つ別のアカウントで作成することをおススメします。
たとえば3つの症状でランディングページを持ちたいから3つのページを作成するライトプランを選択するなら、月額(税込)1,078円が発生します。
しかしアカウントを3つに分ければ無料プランで3つのページを作成することが出来ます。
アカウント作成の手間はありますが、ページの維持費を省くことが可能です。
まとめ
治療院がペライチを使って集客するたった一つの方法を解説しました。
ペライチを利用するならランディングページとしての利用となるので、メインのホームページとして利用をすることはおススメしません。
メインのホームページを持ちつつ、そのメインのホームページではできていない症状での集客を増やすためであれば利用する価値はあると思います。
そのためにはPPC広告の利用が必須で、それなりの費用がかかることは覚えておいてください。
PPC広告を使いたくないのであれば、治療院がペライチを利用するメリットはありません。
しかしPPC広告を利用するつもりがあるなら、治療院にとってペライチは集客に有効なツールになります。
ここを理解してから、ペライチを利用するかどうか検討してみてください。
そして利用することを決めたのなら、作成するページのコンテンツに妥協することなく、ある程度まとまった費用をPPCに使ってください。それがペライチを最も有効に活用する唯一の方法です。
投稿者プロフィール
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治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。
有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。
当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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