新型コロナの影響で、家から出ない人がほとんどです。
なので多くのお店が、「オンラインでのサービス提供」を行い始めています。
例えばヨガとかピラティスのお店は、LINEやZOOMといったツールを使って、スマホでお互いを動画で写してレッスンをしていたりします。(私もオンラインピラティス受けています)
では治療院はオンラインサービスは可能でしょうか?
ヨガやピラティスのようなレッスンではなく、手や道具を使った治療を行うのが治療院ですから、今までとまったく同じことをオンラインですることは出来ません。
しかし可能性はあります。
今回は「こんなオンラインサービスなら、可能性あり」ということを考えてみます。
どんな内容で、どのように告知をしていくのが良いのか、それをご紹介しましょう。
オンラインサービスの内容
患者さんの悩み解消まで提供できるサービスに
治療院でのオンラインサービスの内容を考える時、前提となるのは「患者さんの悩み解消まで提供できるか」ということです。
ただ話を聞き言葉でのアドバイスだけ行なうようなサービスだと、お金を払って受けたいという人はほとんどいないでしょう。
だから「悩み解消」までをサービスに組み込まないといけません。
もし私は治療家なら、こういったオンライン診療を設定します。
①カウンセリング
②身体の検査
③セルフケアの指導
④その他自分で出来る治療法紹介
⑤生活改善提案
⑥宿題
特に重要な部分
特に重視するのは、②身体の検査 ③セルフケアの指導です。
ただ言葉を交わすのではなく、実際に体を動かしてもらい、そして体を動かすことで悩みが解消する・緩和することを実感してもらうのです。
なので電話ではなく、お互いの姿を映し合いながら診療することが必須です。
画面越しで「体をこういう風に動かしてください、この時にどこに痛みが出ますか」など検査を行い、原因を特定する。
そして「こうした原因が考えられるので、こんなストレッチをしてみましょう。」というような感じで、ストレッチ法た体操などを教え、その場で実践してもらう。
そこで効果を感じてもらえたら、第2回や第3回に繋がっていくと思います。
今病院などで導入されているようなオンライン診療、つまり「話して服薬指導をする」ようなものだけだと、患者さんが治療院に期待するものを提供できないでしょう。
体を使ってもらい効果を実感してもらうことがとても重要になると思います。
告知法について
もしこれだ!というオンライン診療内容が決まったら、次はどう告知するかです。
ホームページを持っているなら、そこで告知しましょう。
既存の患者さんのメールアドレスやLINEなどを知っていれば、オンライン診療を始めたことを知らせましょう。
重要なのは「どんな内容を告知するか」です。
告知する内容の構成について
・なぜオンライン診療を始めるか
・どのような悩みの方におススメなのか
・オンライン診療でどのようなことを行うのか
・オンラインで本当に悩みが解消するのか?なぜオンラインでも有効なのか
・実際にオンライン診療を受けた方の体験談
・よくあるご質問
・料金
・問い合わせ方法
オンライン診療はまだ病院でも浸透していないのですから、治療院ですぐに浸透することが考えにくいです。
なので1人でも多くの人に試してもらうためには、「患者さんの不安や疑問を可能なかぎり解消する」ような告知にする必要があります。
だからこのような構成が必要になってきます。
なるべく不安を解消するために
患者さんの気持ちをまず考えましょう。「オンラインで本当に悩み解消するのかな」これが最大のハードルです。
なので次のコンテンツをなるべく丁寧に作って発信することが必要でしょう。
・オンライン診療でどのようなことを行うのか
・オンラインで本当に悩みが解消するのか?なぜオンラインでも有効なのか
・実際にオンライン診療を受けた方の体験談
・よくあるご質問
何を行うのかよくわからないままサービスに申し込む人はいません。
オンライン診療で悩みが解消する理由・理屈を知りたいでしょう。
そして実際に受けた人の感想などが、読む人の後押しをします。
最後に細かな疑問不安を「よくある質問」で取りこぼす事なく解消します。
普段の整体治療・鍼灸治療で行っている以上に、詳しくわかりやすい宣伝告知を心がけないといけません。
実際の体験談などは、家族・知人に試してもらい、感想を聞きましょう。
まとめ
治療院がオンライン診療をするなら・・・
・患者さんの悩みを解消できるものにする
・告知は普段以上に丁寧でわかりやすいものにする
もし治療院がオンライン診療をするなら、このようなところにポイントを置いてサービスを作成し、告知していきましょう。
前にも話ましたが、新型コロナは第2・第3の波がありうると専門家は言っています。
今は患者数も落ち着いてきたので、このまま落ち着けば良いのですが北海道のような第2波の可能性に備えておいた方が良いと思います。
その1つとしてオンライン診療を構築するのは、良い案だと私は考えます。
投稿者プロフィール
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治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。
有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。
当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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