※今回は2021年1月16日のメルマガから転載いたします。
2020年12月4日にグーグルが検索アルゴリズムをアップデートしました。
今はそのアップデートの検索順位へ影響は出尽くしたと考えてよいでしょう。
今回のアップデートでどのような結果になりつつあるかですが、私の印象は「2019年10月のアップデートに似ている」という感じです。
皆さんはその時のアップデート、覚えていますか?
治療院にとっては阿鼻叫喚のアップーデートでした。
コンテンツが少ないホームページの方がなぜか検索順位の上位に表示されやすくなり、コンテンツに力を入れていたホームページが逆に検索順位を大きく下げた。あのアップデートです。
ざっとみたところ、以下のような感じです。
「整体」というキーワード
検索結果の上位はポータルサイトが占めるようになりました。
その中でも、ホットペッパービューティーとEパーク・ミツラク・エキテンあたりが強いです。
これらに共通するのは、広告制限をかなり厳密にしているということでしょうか。
これらのサイトに使われているワードは、かなり穏健なものです。「治療」とかは間違っても使われません。
各治療院のHPは、ポータルサイトより検索力が弱い傾向にあります
「なんでこのサイトが上位に来るの?」という内容(コンテンツ内容が弱い)のホームページが上位に来ている傾向もあります。
また「医者からの推薦」などの権威部分が強いサイトも上位に来やすいように見えます。
そんな現在上位に表示されている治療院のホームページを見ていると、「内部リンク」が本文内に結構配置されていることに気づきます。
サイドバーやフッター部分ではなく、本文に内部リンクが組み込まれているケースが結構多いです。
「整骨院」のキーワード
検索上位はポータルサイトではなく、整骨院・接骨院のホームページです。
ではどんなホームページかというと、「保険治療」の内容や「ケガ・骨折・スポーツ障害・交通事故」などの内容が掲載されているページです。
おそらくですが、整骨院というキーワードに関してはグーグル側は「整骨院・接骨院は保険を使って特定の症状を治療するところ」と規定しているのはないでしょうか?
だから整骨院名義で自費施術だけの内容が掲載されているホームページは上位に表示されていない可能性があります。
テストをして、何がSEO対策に有効化を見極めなければいけない
検索結果をざっと見るとこんな感じです。
この状態で定着していくのか、それともまた変わるのかは正直分かりません。
ただ「もしかしたらこれが検索力を上げるかもしれない」と思うわれるようなこと(内部リンク対策 etc)を、現在いくつかのHPでテストをしています。
このテストが有効であったなら、また皆さんに共有します
コンテンツが弱いページが上位に来るコアアップデートは以前もありました。
その際は少し時間がかかりましたが、なにも修正なども行っていなくても徐々に検索順位が戻っていきました。
今回もそのパターンの可能性もあるので、テストが有効かはわかりませんが、とりあえずやってみます。
今も検索順位が低いままのホームページも多いでしょうが、各治療院は今は焦らずに待つ方が良いかもしれません。
今回は「コアアップデート、こんな傾向ですよ」というお話しでした。
投稿者プロフィール
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治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。
有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。
当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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