集客資料を無料でプレゼント メルマガ登録

治療院がホームページSEOで確実に対策しなければならないYMYLとE-A-T(健康アップデート)を徹底解説

グーグルの健康アップデートによって、ホームページの検索順位が落ちて困っている治療院は多いと思います。

グーグルは「こういうコンテンツのホームページを上位表示させますよ」というガイドラインがあります。

ここで語られているガイドラインに合ったホームページが上位に表示されるわけですが、その中で2つの要素が治療院ホームページのSEO対策に重要です。

それは「YMYL」と「E-A-T」の2つ。この2つに合ったコンテンツにしないと、どんなに豊富なコンテンツを加えても検索順位が上がりません。

特にYMYLというのは検索品質評価ガイドラインには111回も出てくる重要なキーワードです。

「YMYL」と「E-A-T」を正確に理解してホームページのコンテンツに反映させることが治療院のSEO対策に不可欠です。

そこで今回は「YMYL」「E-A-T」とは何なのか?どういうコンテンツ作りが必要になるのか?なぜ治療院のSEO対策はここまで難しくなってしまったのか、などを説明します。

この先を読めばあなたの院のホームぺージのSEO対策として、コンテンツをどのように修正すれば良いのか知ることができると思います。

YMYLとは

YMYLはYour Money or Your Lifeの略で、日本語にすると「個人の将来の幸福、健康、経済、または安全性に影響を及ぼす可能性があるページ」ということです。

このジャンルに当てはまるホームページは、ただSEO対策をすれば良いというわけではなく、それ以上に「正確性」「信頼性」がないと評価されません。

特に日本においては、健康にあてはまるジャンルには厳密に「正確性」「信頼性」が評価されています。

医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。

医療や健康に関連する検索結果の改善について

YMYLの7ジャンル

YMYLには7つのジャンルがあります。

①ショッピング、または金銭の取り引き
②金融・財務情報
③法律
④ニュース記事・国民情報
⑤政治
⑥医療・健康
⑦その他YMYLに関わる内容

治療院のホームページは「医療・健康」のジャンルに入ります。

医療・健康は命に直結する情報なので、YMYLの中でも最もSEO対策が厳しいジャンルになっています。

E-A-Tとは、YMYLとの関連は

EAT


YMYLジャンルにおいてSEO対策をするときに、コンテンツ作成の基盤となるのが「E-A-T」というものです。

E-A-TはExpertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性) の略で、それぞれの頭文字をとってE-A-Tと呼ばれています。

YMYLジャンルは「個人の将来の幸福、健康、経済、または安全性に影響を及ぼす可能性があるページ」ですから、専門性・権威性・信頼性に基づいたコンテンツでないと検索順位が上がらないのです。

専門性(Expertise)

専門性は、あらゆる情報を載せるよるホームページよりも、なにかしら特定のテーマに特化したホームページになっていることを意味します。

例えばラーメン情報というホームページにするときに、ラーメンなんでも載せるよりも「塩ラーメン特化」「二郎系ラーメン専門」などにする方が良いということです。

権威性(Authoritativeness)

権威性を簡単に説明すると、何を言っているかよりも誰が言ったかが重要だということです。

例えば腰痛に関する記事を書く時、普通のおじさんが書いた場合と医療従事者が書いた場合だと、後者が権威性があるものと認識されて評価されます。

信頼性(Trustworthiness)

信頼性は、個人の考えよりも公的機関などの情報が優先されるということです。

頭痛改善に関してあなたが斬新な考えを思いついたとしても、それが今の医療の考えに基づいていないなら評価はされません。

なのであなたが書く記事よりも、病院や製薬会社のホームぺージが優先されます。

治療院ホームページの専門性(Expertise)

EAT

治療院はYMYLですから、ホームぺージのSEO対策をして検索順位を上げるにはE-A-Tを踏まえたコンテンツ作りが必要になります。

E-A-Tの3つで具体的にどのようなコンテンツに仕上げれば良いのかを説明しましょう。

まずは専門性からです。

ジャンルに特化して専門情報の質を高める

治療院として特定の症状やジャンルに特化することは重要です。

普通の整骨院よりも、腰痛に特化した内容に絞った整骨院ホームページにすること。また腰痛に関連する専門情報を常に提供しつづけること。

腰痛に関し、網羅された情報を提供していくと検索エンジンから評価されるようになるでしょう。

腰痛というキーワードへのニーズは多種多様です。

  • 腰痛の改善方法は?
  • 腰痛に効くストレッチ方法は?
  • 腰痛の原因は?
  • 腰痛のツボはあるの?
  • 腰痛とマットレスの関係
  • 腰痛と寝方の関連性
  • 腰痛と病院と薬について etc

考えられるニーズに合うようなコンテンツ作りをすることで専門性が高くなります。

ただ重要なことは、作成するコンテンツには「信頼性」がないといけないということです。

あなたが独自で考えた理論ではなく、あくまで今の医療情報に沿ったものではないといけません。

一次情報(体験談)を掲載する

患者さんによる体験談を掲載することは専門性を高めることにつながります。

特に内容の濃い体験談の価値は高く、検索エンジンから評価されやすいです。

また体験談は信頼性(Trustworthiness)を高めることにもつながります。

専門資格を掲載する

専門の資格を取得しているのであれば、それを掲載して説明することも専門性を高めることにつながります。

治療院の場合、腰痛の資格・産後やマタニティケアなどの特定の資格があるでしょう。国家資格ではないので効果は薄いのですが、ないよりはある方が良いです。

柔道整復師やあんまマッサージ師などの国家資格は、必ず画像で掲載してそれが意味することをテキストで説明しましょう。こちらは権威性につながります。

治療院ホームページの権威性(Authoritativeness)

EAT

治療院は医療健康情報なので、誰が見ても誰が読んでも「このコンテンツの内容は正しい」と思えるようにしなければいけません。

これを担保するのが権威性です。具体的にホームページに権威性を反映させる方法について説明します。

医療の専門家として運営情報を作成する

誰がホームページの内容に責任があるのかがわかるように、責任者情報を掲載することは権威性につながります。

治療院の場合は院長に文責があるように示して、かつその院長が専門資格を持っていることも伝えましょう。

専門資格が国家資格である場合は、わかりやすい場所に掲載しておきましょう。

専門家による推薦やコメントをもらう

医者や病院などの医療の専門家からの推薦やコメントを掲載することも、権威性を高めることにつながります。

1つよりも2つ、2つよりも3つ、数が多い方が権威性が高くなります。

ここでいう医療の専門家は、できれば医者が良いでしょう。それが難しければ、歯科医・看護師などの医療従事者でも良いと思います。

治療院の同業よりも別ジャンルの医療専門家の方が権威性は評価されやすいです。

サイテーションを獲得する

サイテーションという言葉は聞きなじみがないと思います。サイテーションは「インターネットやSNSであなたの院の名前が良い意味で取り上げられること」とお考え下さい。

誰かのブログで「○○治療院とてもよかった!改善した!」と書かれていたり、ツイッターなどで「○○整骨院すごかった。もっと早く行けばよかった」のように言及されることが多いほど、権威性は高まっていきます。

サイテーションを集めるためには、「感動させる施術を提供すること」が大前提です。感動しないと人は言及したくなりません。

もしくはホームページで有益になる記事を書いていると、言及されやすくなるでしょう。

リアルな活動を行う

治療院としてセミナーやイベントを定期的に行い、その実績をホームページに掲載することで権威性が高まります。

セミナーやイベントは健康関連のもので、例えば「地元の人のための腰痛体操セミナー」とか「整体技術をプロに教えるイベント」などです。

健康にまったく関係しないセミナーやイベントでは意味がないので注意しましょう。

治療院ホームページの信頼性(Trustworthiness)

EAT


信頼できない医療情報は人の命に直結するので、信頼性のあるサイトをグーグルは評価します。

どのようなコンテンツがホームページにあると信頼性のあるサイトと認識されやすくなるのかを説明します。

信頼性の高い情報を引用・参照をする

治療院がホームページ内で、症状改善の理論や仕組み・実例などを紹介するとき、信頼性の高い情報を引用・参照することでホームページの信頼性を高めることが出来ます。

信頼性の高い情報というのは次のようなものです。

  • 公的機関の情報(厚生労働省やWHO発表の情報など)
  • 医療製薬企業の情報
  • 論文
  • 医療専門家が監修している情報

例えば腰痛改善に関して、「骨盤のゆがみが腰痛の原因」とホームページに掲載とします。

その時に骨盤のゆがみと腰痛の関連性を示した論文を引用したり、医療専門家による情報を探してくれば、掲載した内容の信頼性が高まるというわけです。

このページの上部で「医療や健康に関連する検索結果の改善について」というグーグルのページから引用している部分があります。これも情報の信頼性を高めるための引用です。

実証・検証結果のデータを示す

公的機関などで行った臨床データなどを掲載することでホームページの信頼性を高めることにつながります。

骨盤矯正の施術を受ける前・受けた後で全身の体温がどのように変わったか・血流がどのように変わったかなどを、しかるべき期間で検証してもらうなどを1つの方法です。

個人院には難しいですが、チェーン展開をしている治療院であれば選択する価値があるでしょう。

様々な項目のどれが影響力が強いのか、どのようなコンテンツ作りをするべきか

専門性・権威性・信頼性を治療院のホームページでどう反映させるかについて具体的にお話してきました。

当社がグーグルアルゴリズム変更の後にテストをしてきた経験をもとにすると、上記でお話したE-A-T項目の中で影響力が強いのは「信頼性」だと言えます。

今の医学的に正しい情報を掲載する、その情報が正しいことを信頼できるサイトから引用・参照する。これがないと、他の項目を努力して達成しても、SEO効果はあまり期待できないでしょう。

特に症状ページを作成する場合に注意が必要です。信頼性の高い情報を掲載せず、自分の考えを掲載してしまうとSEO効果はなくなっていきます。

「地域名+症状名」のようなキーワード検索で症状ページを上位に表示させたい場合、掲載するコンテンツには気を付けなければいけません。

また各症状ページの情報が信頼性がないとグーグルに評価されてしまうと、トップページの検索力も低くなりますので、SEO対策を意識するならホームぺージ全体のコンテンツから吟味する必要があると言えます。

まとめ:治療院がホームページ集客でとるべき道

YMYLとは何か、E-A-Tとは何か、治療院がそれらの項目をホームページどのように反映させることが出来るのかについて具体的に説明をしてきました。

ご紹介した内容に基づいて、ホームページ全体のコンテンツをリニューアルすれば、「地域名+整体(整骨院)」や「地域名+症状名」のキーワードで上位に表示されるようになるでしょう。

ただここで必ず頭に入れておいて欲しいことは、「検索力の強いホームページ≠集客力の強いホームページ」ということです。

一度検索してみていただきたいのですが、「地域名+整体(整骨院)」のキーワードで上位に表示されているホームページを見ると、その多くが「これで集客につながるの?」というコンテンツになっています。つまりコンテンツが弱いのです。

それなのにこれらのホームページが集客につながる理由は次の3つです。

  • 施術価格が安い(保険治療だったり、自費で手ごろ)
  • エキテンやグーグルマイビジネスに多数の口コミがある
  • チラシを多数撒いている

料金に強みがある場合か、ホームページ以外の強いコンテンツ力を持つツール(ここではエキテン・グーグルマイビジネス・チラシ)かということです。

SEO対策において、YMYLとE-A-Tが重要である傾向は今後変わることはないでしょう。むしろもっと強まっていくことが予想されます。

だから今後の治療院ホームページの方向性は次の2つになるでしょう。

①YMYLとE-A-Tに合ったホームページで、集客力は別に持つ
②YMYLとE-A-Tには合わないコンテンツなので、アクセス数はPPC広告などで補強する

これは単純な集客の方向性というより、経営自体の方向性かた検討しないと決めることが難しいと思います。

YMYLとE-A-Tは治療院にホームぺージ集客を再検討させています。もう一度自院の経営から見直してみて、どう治療院を経営していくのか決めましょう。

その時に「SEO対策が重要だ」となったら、今回ご紹介したYMYLとE-A-Tをコンテンツに反映させてください。SEO力の強いホームページに仕上がるでしょう。

あわせて読みたい
治療院ホームぺージで実施すべきSEO対策を完全解説【最新版】 整骨院・整体院に代表される治療院のホームぺージは競争が激化していて、「どうやってホームページにアクセスを集めるか」がホームぺージ集客に大きく影響を与えます。 ...

投稿者プロフィール

治療院集客集団WAO
治療院集客集団WAO
治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。

有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。

当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。

2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

アーカイブ

カテゴリー

目次