毎月の新患の数をなるべく増やしたいというのは、多くの治療院さんの考えているところでしょう。
もちろん受入れキャパシティの問題や、患者さん1人1人の質を重要視する方もいるので、すべての治療院さんがそう考えているとは思いません。しかしどうすると月に50人患者を集めらるのかは知りたいのではないでしょうか?
私は様々な治療院さんをサポートしていますが、その中で月50名を集患できるパターンが見えてきました。
月に50名の新患の場合は、2パターンに納まることが多いです。
今回はその2パターンをご紹介します。
PPC広告を使わないパターン
-施術単価3000円前後
-クチコミサイトエキテンで、地域1位(評価点は4.0以上)
-ホームページで狙うキーワードは「地域名+整体(もしくは整骨院)」「地域名+肩こり」「地域名+腰痛」
-赤ちゃん連れもOK・ママさん向けメニューも強い
-とにかく明るい雰囲気で、楽しそうなスタッフ
このような治療院さんの場合、月に50名を集めることも出来ます。
1人治療院では難しいので、スタッフが多くいる接骨院系で実践しやすいです。
「本気で治したい」というような患者さんが集まるのではなく、「ちょっと楽になりたいな」「癒されたいな」ぐらいな患者さんが集める傾向にあります。
PPC広告を使うパターン
-施術単価5000円前後
-初回オファー1980円 or 2980円
-狙う症状は、痛みから自律神経症状まで多数
-重症な状態で悩む人がターゲット
-PPC広告は月に10万円~20万円くらいかける
このような条件が揃うと、月に50名を集めることも出来ます。
ターゲットが重症患者なので、1人あたりの施術回数は平均6回ぐらいを目指せます。
ただし1回1回の施術で、体の変化や納得のいく説明が必要なので、経験の多い治療家であることが重要です。
自院に合った集客数はどれくらいなのか?
月50名を集客するパターンについてお話しましたが、私自身は月に集客数が多ければ多い方が良いとは思いません。
それぞれの治療院さんには理念や考え方があります。どのような経営状態が理想かは、治療院さんごとに違います。
なので月に50名集客出来るのが良い事かどうかは、私はわかりません。
月に5名でも、自分の院に合った患者さんが来てくれれば良いという考え方もありますから。
重要なことは、純粋な数の多少ではなく、「自分の治療院をどうしていきたいか」ということだと思います。
スタッフを数多く雇っていきたいのであれば、毎月の集客数は多い方が良いでしょう。
1人治療院で、患者さんの合う合わないを重視するのであれば、どういう宣伝が患者の質を上げるかを考えていく方が優先されます。
今回紹介したことは、「自分の治療院をどうしていきたいか」を考える1つの参考例だと思ってください。
あなたはどうしたいですか?将来像はありますか?
投稿者プロフィール
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治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。
有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。
当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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