2017年12月、検索エンジン最大手のGoogleが日本独自の検索アルゴリズム変更を行って以来、治療院のホームページの自然検索によるアクセス数は軒並み減少しています。
そのため2018年05月7日に、当ページでは「SEO対策の変化と提案」についてまとめました。
→2018年5月現在、治療院ホームページのSEOをどうすべきか?
8月になってもこの現状は変わっていません。
ではどうするか?
このアルゴリズム変更で順位を上げて来たページ、目立つようになってきたサイトがあるので、その共通点を探すことで治療院のホームページに対するSEO対策も見えてくると、当サイトでは考えました。
そこで次の3つのサイトに共通する内容を見出すことで、治療院のホームページのSEO対策の強化につなげていく提案を行っていきたいと思います。
脊柱管狭窄症ひろば│名医と学ぶ!わかさ出版WEB「自力克服道場」シリーズ http://www.kyousaku.karadane.jp/
疼痛.jp https://toutsu.jp/
ケンカツ!ー 医学部教授、医師、薬剤師、管理栄養士など、信頼の置ける専門家が執筆または解説 https://kenka2.com/
共通するコンテンツ① 医者監修であること
上記3サイトは共に、各ページ内容がお医者さんによる監修を経たものとなっています。
「公式」情報を優先させるのが今回アルゴリズムの大きな変更の1つですので、とても重要な要素ではありますが、残念ながら治療院のホームページで医者監修コンテンツを作ることはできません。
これは諦めるしかないでしょう。
共通するコンテンツ② ページの記事タイトルの頭に狙いたいキーワードを持ってくる
脊柱管狭窄症ひろばとケンカツでは、各記事の頭に【】や[]で囲った狙っていきたいキーワードが書かれています。
【狭窄症克服レシピ】「シトルリン」で血管をしなやかに!足のしびれ対策に「スイカの皮」レシピ
【頭痛を改善】鎮痛薬に頼らないセルフケア ひじやおでこを“冷やす”「冷却療法」とは
前者では狙いたいキーワードは「狭窄症 克服」で、後者では「頭痛 改善」でしょう。
共に治キーワードは2つに絞り、それを記事のタイトルの一番最初に持ってきているので、これは参考にして良いでしょう。
共通するコンテンツ③ 症状の定義から治療法まで網羅する
脊柱管狭窄症ひろばの「[2017年版]脊柱菅狭窄症の基礎知識と治療の問題点」や、疼痛.jpの「坐骨神経痛」など、その症状名で上位に上がっているページを見てみると、必要なコンテンツが見えてきます。
■定義(脊柱管狭窄症とは、坐骨神経痛とは)
■原因(なぜ起こるのか)
■症状(どんな痛みや不調が起きるのか)
■治療法(どんなアプローチがあるのか)
この4つが共通しています。これに加えて
■予防法
■各種治療法のメリットデメリット
■そのページのまとめ
などがあると、より良い検索結果になる傾向にあるようです。
共通するコンテンツ④ 関連する記事数の豊富さ
各サイトを見ると、その記事数の多さに驚かれると思います。
特に脊柱管狭窄症ひろばは、その記事数の数がすさまじく一週間に1本は、脊柱管狭窄症に関する記事を上げていきます。早いときは2日に1本の時もあるようです。
ケンカツなどはもっとすさまじいページで、1日に4本から5本の記事です。
そしてその記事ごとの文字数も、かなりのものです。
1500文字から多いと3000文字を越えるような記事ばかり。
治関連する記事の数を増やしていくこと、各記事の文字数を増やしていくことも重要であると考えられます。
治療院のSEO対策で出来る理想のコンテンツ構造
以上の内容を記事に盛り込むことが、治療院ホームページのSEO対策にとっての理想と考えられますが、この構造をそのまま当てはめて記事を記事を作成していったら、どのホームページもほぼ同じ内容になってしまい、SEO対策にならないことも考えられます。
なので以上のコンテンツに加えて、治あなたの院独自の内容を付け加えていくことが、一歩進んだSEO対策になるではないでしょうか?
【必須内容】
■定義(脊柱管狭窄症とは、坐骨神経痛とは)
■原因(なぜ起こるのか)
■症状(どんな痛みや不調が起きるのか)
■治療法(どんなアプローチがあるのか)
■予防法
■各種治療法のメリットデメリット
■そのページのまとめ
【一歩進んだ内容】
■あなたの院独自の見解
■なぜそう考えるか
■キーワードに合った、あなたの院にある患者さんの声
■あなたからのメッセージ
こうした内容の記事やページを作成していくことで、あなたの院のホームページの検索順位もまた徐々に上がっていくかもしれません。
しかし1つ気を付けないといけないのは、以前のようなアクセス数・検索順位に戻ることはほぼ不可能だということ。
これの理由は「医者監修の情報」「病院」「製薬会社」「医療系の学校」こうしたページを優先することが決まっているからです。
そんな厳しい状況の中でも、1つでも順位を上げたい方のための分析と提案が今回の内容です。
治療院としてSEO対策にかかるリソース、特に時間と手間のリソースは大きくなってしまいましたので、どこまでこれを続けるかはしっかりと考えていくべきでしょう。
SEOだけに力をそそいでも集客効率が悪いのが現状です。
それでもSEO対策を頑張りたい方は、ぜひ今回の内容を試してみてください。
投稿者プロフィール
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治療院ひとつひとつの特性や地域性・業種ごとの推奨マーケティング理論を踏まえた集客コンサルティングを行うプロ。
有名クチコミサイト「エキテン」黎明期に在籍し、企画立案、有料サービスのプランニング、一般店舗のコンサルタントとして集客・マーケティング業務に従事。
当時のクライアント店舗は300を超え、その大半が治療院であったため、治療院の集客を熟知するようになる。特に新規客獲得に貢献した集客のエキスパートとして2012年に独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
2021年には店舗集客集団WAOの治療院部門を独立させ、「治療院集客集団WAO」を設立。
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